日比谷高校

推薦入学者の僕が、日比谷高校の推薦入学のためにやっていたこと。

僕は日比谷高校に推薦で入学しました。推薦入試で受かるのは宝くじのよう(に不確実)なものだとはよく言われることですが、僕は「狙って」推薦で入学しました。
 
そのために、推薦入試の対策に丸二週間かけました。(これは、都立高入試においてはかなり長い方だと思っています。)
 
都立高校の推薦入試は、「落ちても一般入試があるから」という理由で、本気で対策しない人が多いです。そのため、もしあなたがしっかりと対策を持って臨めば、推薦合格を勝ち取ることができます。
 
 
推薦入試で確実に決めるにはどうしたらいいか?僕がやったことと、都立高校推薦入試のコツをお教えします。
 

合否の半分は内申書で決まる。

まず、合否の半分は内申書で決まるということを頭に入れなければいけません。
 
逆に言えば、残りの半分は他の部分で決まる、ということでもあります。内申点は高い方が有利なのは確かですが、内申点が低い人でも、逆転は十分に可能だということです。
 
では実際、どれくらいの内申点なら推薦で合格が狙えるのでしょうか?
 
日比谷高校に推薦で入学したい場合、男子だとオール5(内申点45点)だとかなり有利、女子だとオール5でないと少し不利、といったところでしょうか。とはいえ、僕の友達(女子)で、内申点41点で推薦合格している人もいましたので、オール5でないと無理だということではないでしょう。
 
男子なら42点、女子なら44点が、推薦入試を受ける上で有利にも不利にもならない点数だと考えられます。
僕の場合は幸いなことに、内申点が45点あったので推薦入試自体を有利に進めることができました。
 
内申点のみではなく、英検や漢検、部活動での実績もあると有利に働きます。
 
日比谷高校の場合は、英検や漢検といった資格は2級から、などと、どれくらいの資格を保持していれば加点になるのか、ガイドラインが公式に発表されています。
 
もし資格を取るのならば、公式の発表を参考にして取得するようにしましょう。
 
また、生徒会に属していた人は、それも記載した方が良いでしょう。とはいえ、公式に認められるレベルの資格でなくても、内申書に書く価値はあります。なぜなら、点数化されなくても面接官の印象によい影響を与える可能性があるからです。
 
僕の場合は、英検、漢検、数検で準二級、バスケットボール部で都大会出場という、いずれも公式には加点の対象とならない資格しか有しておりませんでしたが、すべて内申書に記載しました。
 

推薦で合格する人の特徴

僕の高校時代の友人で、推薦で日比谷高校に合格している人の多くは次のいずれかの条件を満たしていることが多いです。
 
①生徒会をやっていた
②海外在住経験あり
③成績(内申点)が良い
 
これに加え、推薦合格者はコミュニケーション能力が高い人が多いです。
①から③に当てはまる人で、話すのが苦手じゃない人は、狙って推薦入試を突破することができるのではないでしょうか。
 

小論文で周りに差をつける

小論文については、ひたすら論理的に書くことが大事です。資料が与えられるので、その資料のどこに着目し、そこから何が読み取れて、その結果何が言えるのかを理路整然と書くことができれば、周りに差をつけることができます。
 
この、事実→理由→主張という流れで文章を書く方法については、下のリンクにある本を読めばすぐに理解できます。
 
僕はこの本を読んで、小論文の過去問(日比谷高校のホームページにあがっているもの)で何度か練習したのちに、本番に臨みました。
 
その際、小論文の添削は中学校の先生に頼みました。
 

この本を読むと、文章の書き方について、目から鱗が落ちます。本自体も読みやすくて、すぐ読めてしまうのでおすすめです!

面接対策。実際にどんなことを聞かれたの?

僕が受験した時の面接の様子をお話しします。面接では、
 
①受験生の緊張を和らげるための会話
②受験生の日常についての質問
③中学校での生活についての質問
④志望動機についての質問
⑤最後に言いたいことを言わせてくれる時間
 
という順番で面接が進んでいきました。①から⑤について、詳しく解説していきます。

①受験生の緊張を和らげるための会話

 面接官は、入室した時から、受験生の緊張感を和らげようとしてくれます。ノックから扉の締め方まで入念に準備して来た僕でしたが、本番では面接官が扉を開けてくれました。イメージとしては、病院の診察室のような感じです。
 
面接会場の外で待っていると、「はい次の人どうぞ。荷物はそこに置いてね。」と言われ、入室時の「失礼します。」というタイミングを逃してしまいました。
 
当たった面接官によるでしょうが、日比谷高校の面接では入室時の作法などはそこまで重視していないのではないでしょうか。
 
おそらく、日比谷高校の推薦を受験する層にとって、作法の良し悪しで受験者の差別化を図ることはできないということなのでしょう。
 
その後、イスまで案内されると、名前と出身中学校を聞かれます。
 
自己紹介が済むと、「座ってください」と言われます。座ると、「ここにくるまで緊張しましたか?」「家から日比谷高校は遠いですか?」などの質問があります。
 
これはおそらく、受験生の緊張を緩和するための質問で、判断の基準には入らないのでしょう。
 

②受験生の日常についての質問

 次に僕が聞かれたのは、「ここまではどう来ましたか」という質問でした。
 
家から最寄り駅への行き方、最寄り駅から電車の何線を使って日比谷高校までたどり着いたのか、その道筋を説明しました。この質問は全く予想外で、質問された時に少し焦りましたが、なんとか説明することができました。
 
これは僕の予想ですが、この質問はどの受験生にもされていて、どれだけ理路整然と道筋を説明できるのかという能力が見られているように思います。
 

③中学校での生活についての質問

 ここからは、内申書や自己PRカードを見ながらの質問となります。
まず、「バスケットボール部に所属していたということですが、部活動で大変だったことは何ですか?」次に、「学級委員をやっていたと書いてありますが、クラスをまとめる上でどういう点を意識しましたか?」という質問をうけました。
 
ここでの質問は、書いてあることに基づいて聞かれるのでしょう。内申書や自己PRカードに書いてある内容で、部活や委員会、その他役職で苦労した点などは事前に確認しておくことをおすすめします。
 
また、日比谷高校は「次世代のリーダーを育成する」という理念があります。そのため、何らかのリーダーを務めた経験がある場合は、自己PRカードに書いておくと、そこが狙われて質問されやすいように思います。何を聞かれてもいいように準備をしておきましょう。
 

④志望動機についての質問

 ここでは、「志望動機を教えてください。」とストレートに質問されました。
 
僕の場合は、将来研究者になりたいこと、そのためにSSHであり実験設備が充実している日比谷高校が向いていることなどを伝えました。志望動機はほぼ間違いなく質問されるので、ある程度の骨子をまとめておき、スラスラ答えられるようにしましょう。
 
(志望動機を丸暗記して喋ると、ほぼ確実にばれます。面接官の印象が悪くなるのでやめましょう。)
 

⑤最後に言いたいことを言わせてくれる時間

 志望動機の次は、「最後に、伝えたいことはありますか。」と聞かれます。
 
ここでは、アピールし損ねたことをアピールしましょう。僕は、「日比谷高校に入学したら、研究者になるために頑張っていきます!」といった内容を手短に話しました。あまり長く話すと、印象が良くないかもしれないので、短くまとめるといいと思います。
 

集団討論でのアピール方法

推薦入試で最も対策が難しいのが、集団討論です。
集団討論では、自分の意見をしっかり言える力と、周囲との協調性が同時に求められます。
 
そのため僕は、「他の意見にかぶせて意見を言う」と言うことを実践していました。
どういうことか?
 
例えば、「目玉焼きには醤油とソースのどちらをかけるのがいいか?」というお題だったとしましょう。
 
他の人が、「ソースがいいと思います。なぜなら目玉焼きはそもそも海外で食べられており、和のテイストの醤油より、ソースの方が合うと考えられるからです。」
と言いました。その時に、
 
「今出された意見の、海外のテイストか和のテイストかに注目する着眼点はとても興味深いです。その観点でいうと、目玉焼きを和食と一緒に食べる時には醤油、洋食と一緒に食べる時にはソースをかけるというのはどうでしょうか?」
 
などと発言すると、面接官は、
「この人は他の人の意見を聞いて、その着眼点を生かしつつ自分の意見で議論を深めているな。」
と思うため、高評価につながります。
 
このように、他の意見にかぶせて意見を言うようにすると、面接官から高評価を受けることができるでしょう。

身だしなみは地味に効いてくる

推薦入試では、面接や集団討論など、人が見て点数をつける場面が付きまといます。
 
人が判断するので、どうしても見た目の印象などが点数に反映されることもあります。そのため、身だしなみにも最新の注意を払うことが必要です。
 
もしあなたが、普段メガネをかけているのなら、面接と集団討論の時は外すことをオススメします。
 
もちろん、メガネが身だしなみ的に良くない、というわけではありません。というのも、日比谷高校の推薦では、「勉強ばかりやってきた人」ではなく、「勉強以外の活動にも活発に参加する」ような人材が求められています。
 
面接官にとっては、頭では偏見だとわかっていても、メガネをかけている人はどうしても「ガリ勉」のイメージがついてしまいます。
 
面接や集団討論では大量の受験生を点数化し、一人一人を見る時間は10分もないのですから、見た目の第一印象がその人の評価に影響するのは、どうしても避けられないことなのです。
 
ちなみに、偶然かもしれませんが、僕の知る限り、一般合格者に比べて推薦合格者にはメガネをかけている人は少ないです。
 
また、髪型も整えて、男女ともに「キリッ」とした見た目にすることをおすすめします。
 
その理由は先ほどと同じで、面接では第一印象の影響は軽視できないからです。
僕は、推薦入試の一週間前に髪を切りに行きました。僕は普段メガネをかけていますが、面接と集団討論の時は外していました。
 
ほとんどの受験生はそこまでしないでしょう。「面接官は見た目ではなく中身をちゃんと見て判断してくれるだろう。」と思い込んでいるからです。
 
これはあなたにとってはラッキーな事実です。あなたが見た目にまで気を使えば、他の受験生と差をつけることができるのですから。

まとめ

日比谷高校の推薦入試について、その対策法や実際の試験の様子などについて語ってきました。すこしでも読者さまのお役に立てれば幸いです。

小論文での文章の書き方などの詳しいことについては、本で読んだ方がわかりやすいと思うので、あえてここでは書きません。そのかわり、下にオススメの本のリンクを貼っておきますね。

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