日比谷高校

日比谷と開成、いくならどっち?長所と短所まとめ

日比谷高校と開成高校でどちらを第一志望校にするか決めかねている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、日比谷高校と開成高校、それぞれの卒業生に話を聞いて、お互いの長所と短所を比べてみた内容をまとめました。

難関大進学に強いのはどっち?

日比谷高校と開成高校で比較した時、東大進学者数トップの開成高校のほうが進学実績は良い気がしますが、実際のところはどうなのでしょう。

進学実績から読み解く

各校が公式に発表している2018年のデータだと、

合格者数(現役・浪人の合計) 日比谷 開成
東京大学 48 175
一橋大学 25 9
東京工業大 10 9
早稲田大学 162(進学者数公表せず) 230(うち進学は28人)
慶應義塾大学 137(進学者数公表せず) 177(うち進学は38人)
東京医科歯科大 2 11

となっております。

この表を見れば分かる通り、開成高校は、東京大学への進学に偏っており、二番手である一橋、東工大への進学は少ないことが見て取れます。

おそらく、開成高校では東大に進学するのが主流で、実力もある生徒が多いので、一橋や東工大を受験するくらいなら、多少冒険してでも東大を受験し、もし不合格でももう一年浪人して東大を目指す人が多いのではないでしょうか。

この傾向は、早稲田や慶應へ進学する生徒が少ないことからも見て取れます。現役で早稲田や慶應に受かっても、もう一年を使って東大に受験するのでしょう。

それに対して、日比谷高校からは、東大以外への進学もまばらに見受けられます。

これは逆に、「一浪してでも東大」といった冒険をせずに、堅実に合格を狙える東工大や一橋に志望校を定めるからだと考えられます。

また、早稲田や慶應への進学率も開成に比べると高く、浪人するくらいなら、滑り止めで受かった早稲田や慶應に進学する、という選択肢をとる生徒が多いことが読み取れます。

(日比谷、開成の両方において、第一志望を早稲田や慶応にする生徒はほとんどいません。ほとんどの生徒が東大や東工大、一橋、または国立の医学部などを第一志望にしている、というのが現状です。)

これらのことから、次のように結論づけることができます。「なにがなんでも東大にこだわるなら開成、その他の大学でもいいなら日比谷高校へ行くのが効率的。」

東大特化の開成、幅広い日比谷

歴史的にも多くの東大合格者を輩出してきた開成高校には、やはり東大受験に特化したノウハウが蓄積されています。

また、生徒のほとんどが東大を目指しているという状況から、授業も東大入試を強く意識したものになります。そのため、他の大学を目指す生徒にとっては、「学校の授業があまり役に立たない」といったことになります。

逆に東大志望の生徒にとっては、東大に特化した授業を行ってくれるので、東大入試に対してかなり有利に勉強を勧められると考えられます。

また、周りが東大を志望している人が多いので、東大受験へのモチベーションが下がりづらいのが特長です。

加えて、社会に出ると、開成高校卒、東大卒のOBがたくさんいて、有名企業などで人脈が作りやすいのも大きなポイントです。(これは日比谷高校にも言えることですが。)

逆に、日比谷高校では、東大以外にも進学先が分散しています。

そのため、授業も様々な大学の入試を意識したものになっており、東大志望ではない生徒にとっても効率よく勉強を進めることができます。

また、夏期講習などでは「一橋対策 社会」「早慶英語対策」などと銘打った講座も幅広く開講され、自分の志望校の傾向にあった授業が受けられます。(夏期講習や冬季講習は任意参加で、学校の先生によって行われ、すべて無料で参加できます。)

部活が強いのはどっち?

日比谷高校と開成高校、部活が強いのはどちらでしょうか。

開成高校では、開成高校クイズ研究会がテレビ番組で活躍していたりと、文化部で強みを見せています。

また、部活動に限りませんが、科学の甲子園などの学術系の大会でも優秀な成績を収める生徒が多いようです。

ただ、注意しなければいけないのは、これらの結果は中高6年間をかけて培ったものであり、高校から入学した人が同じような結果を出すのは難しい可能性があるという点です。

ただ、ハイレベルな環境に身を置くことによって、通常よりも早い速度で成長ができることは間違いないでしょう。

これは運動部にも言えて、中高6年間でチームワークが育つので、ほかの高校より強いチームワークを発揮できる反面、高校から入学した生徒には馴染むのに時間がかかる可能性があります。

逆に、日比谷高校では部活動のスタートラインが一緒だという特徴があります。

全員が1からチームワークを育てていけるため、入学当初から馴染みづらいことはまずないでしょう。

ただ、開成高校のように時間をかけて一つの部活に向き合っていく訳ではないので、クイズ研究会などの戦績は開成高校に劣っていることは否めません。

ただ、特に個人戦がメインの運動部では、強力な選手が入学してくることにより、大会で良い結果をおさめていることもあります。

そのため、勉強に力を入れている分「日比谷高校の生徒がスポーツで結果を出すことができない」というわけではありません。

結論としては、「科学の甲子園や、テレビでのクイズ大会で活躍しているのは開成高校だが、高校から入学した生徒が活躍できるかはわからない。日比谷高校では、同じスタートを切るので、活躍できるかは個人次第。」と言えるでしょう。

日比谷と開成の校風は?

日比谷高校と開成高校で、楽しい学校生活が遅れそうなのはどちらでしょう。

もちろん、両方の高校がそれぞれの校風を持ち、人によって合う合わないがあるので、一概には言えませんが、各校がどのような校風なのか知って置くことに損はないでしょう。

男子校の開成? 共学の日比谷?

まず、開成高校は男子校であるというのが大きな特徴のひとつです。

男子校なので、周りの目を気にすることなく、部活や勉強に取り組むことができます。また、環境上恋愛がしづらいので、恋愛がらみで人間関係がこじれたりすることは少ないです。

一方で、女性と話す機会がないせいで、大学に入ってから女性との接し方がわからず苦労する人も少なくないようです。(僕の友達にもたくさんそういう人はいます。)しかし、中高6年間で作られた男同士の絆は、他の学校の生徒よりも強固なものになるでしょう。

一方、日比谷高校は共学で、男女比も1:1に固定されています。そのため、同性、異性に関わらずたくさんの友達ができます。

ただ、「失恋したせいで受験に手がつかなくなった、、」ということもあり得ますので、注意が必要です。

開成の運動会 日比谷の文化祭

学校行事はどうでしょうか。

開成高校といえば、運動会にとても力を入れています。

運動会への力の入れようは尋常ではなく、運動会の当日には、卒業生も後輩を応援しに駆けつけるほどです。

中一から高二までの間、最高学年の先輩の背中を見てきた後輩が、高三になって取り組む運動会にはかける熱量が違います。仲間たちと運動会で団ごとに優勝を目指すのは、一生の思い出になるのではないでしょうか。

日比谷高校では、星陵祭と呼ばれる文化祭にとても力を入れています。この文化祭では、全クラスがクラスごとに演劇をします。(それとは別に、部活動などでの出し物もあります。)

全クラス気合が入っていますが、特に三年生の気合の入れ方は尋常でなく、秋にある文化祭のために、夏休みも毎日のように稽古や舞台設計に励んでいます。

本番での千秋楽を終えた時には、役者が号泣してしまうほどの達成感を味わうことができます。

日比谷高校の文化祭「星陵祭」については、以下の記事で詳細に書いていますので、気になった人はぜひご覧ください。

どちらの学校行事も、とてもやりがいがあると思います。その上で、どれだけ力を入れるかはその人次第なので、学校行事に関して言えば、

どちらを選んでも、力をいれる価値はある。」というのが結論になりそうです。

卒業後の人脈について

上でも少し触れましたが、両校は長い歴史を持っており、社会に出てからの人脈が広く作れるというメリットがあります。

開成高校は特に、東大合格者を多く出しているため、中央官庁などに強いパイプがあるようです。

一方、日比谷高校は、様々な大学に卒業生が分散しており、(といってもやはり、東大や早慶、一橋、東工大などの卒業生が多いです。)どの分野に行っても日比谷でのコネクションが活きてきます。

ただ、特定の分野を日比谷高校卒業の派閥が牛耳っているということはないようです。

狭く深くなら開成、広く浅くなら日比谷、といったところでしょうか。

まとめ

日比谷高校と開成高校を比べると、いろいろな違いがあることがわかりました。

僕が日比谷高校の卒業生で、日比谷高校が大好きなので、すこしひいきしてしまった部分もあるかもしれません。(すみません!)

しかし、両方とも素晴らしい学校です。各校の特徴を踏まえて、自分にあっていそうな方を選べぶのが一番でしょう。

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