勉強法

【東大生が教える】模試でA判定でも受かる人と落ちる人の違いとは?

受験シーズンになり、模試の結果が返されてくると、中にはA判定を出す人も出てくることと思います。

そんなとき、「A判定でも受験に落ちることはあるぞ。」などの言葉を受け、心配になってしまうこともあると思います。

そしてこの、「A判定でも落ちることはあるのか?」という疑問ですが、最初に結論を言うと、

「はい、A判定を出していても落ちる人は意外にたくさんいます。」

というのが答えになります。

この記事では、

「なぜA判定でも落ちてしまうのか?」

「どうしたら実力を発揮して、合格を掴み取ることができるのか?」

といった疑問に答えていきたいと思います。

なぜA判定でも落ちるのか?

模試と本番の出題傾向の違い

なぜA判定で落ちるのかと言うと、「模試と本番の出題傾向が違うから。」です。

「大手の塾は、各大学の出題傾向をしっかり分析して、入試問題そっくりの問題を作るんじゃないの?」

と思う方もいるかもしれません。しかし、模試と本番の出題傾向が違うのにはちゃんとした理由があります。

大手の予備校が作っている模試は、予備校の名前を背負っているので、問題作成にも気合が入っています。

例えば数学で言えば、「様々な解き方がある、多角的な問題」

「ある程度の難易度で、ちゃんと実力差が反映される問題」

「高度な定理などを背景にした、好奇心をくすぐる問題」

というような問題を作ろうとします。こういった問題は、一般的に「良問」と呼ばれます。

それに対し、実際の入試問題はそのようには作られていません。

そもそも、入試問題というのは次のような背景があります。

まず、問題を作るのは大学の教授であり、高校の指導要領に詳しくありません。そもそも興味もありません。

試験問題の作成は、「いい問題を作ってもそれほど褒められない」「出題ミスをしたら世間からバッシングを受ける」という性質上、

大学の教授は問題の作成なんてイヤイヤでやっています。

その上、採点業務も割に合わず大変です。

問題を作った人は、一人から10人程度で、数日のうちに、数千枚の答案を採点しなければなりません。しかも、採点ミスなどは全く許されません。

そんな状況で、「複数の解き方がある問題」を出題したらどうなるでしょうか。

新しい方法での解き方が現れるたびに、その方法が正しいのか吟味して、部分点の分配を決めなくてはいけません。

大学の教授はそんなことをしたくないので、「出来るだけ一つしか解き方のない問題」を選んで出題します。

さらに、採点の仕事を減らすために、ある程度は白紙答案がないと困ります。

そのため、試験の中には数問、「手のつけ方さえわからない難問」を紛れさせます。こういった努力によって、なるべく採点の手間を減らそうとしているのが大学の教授なのです。

また、「高度な定理を知っていると有利になる問題」を出題すると、「公式を暗記したもの勝ち」の入試になってしまい、これもまたバッシングを受けることになります。

そのため、「高度な定理を背景にした問題」は、多少はありますが、なかなか出題しづらいのが実情です。

こういった背景によって、実際の入試問題と模試の問題が違くなってしまうのです。

模試ではA判定を出せるのに、過去問で点を出せない人は要注意です。

このような大学入試の裏側についてより詳しく知りたい人には、この本がオススメです。

最新の情報を網羅しているので、「受験したのはだいぶ前だ」という親御さんにもオススメできます!

A判定を出している人が落ちないために気をつけること

実際の過去問を解いてみる

A判定を出している人は、実際の過去問を解いてみるのが良いでしょう。

模試だけではなく、実際の過去問でも高得点が取れたら、あなたの実力は本物だと証明されたようなものです。

本番に近い環境で勉強する

また、A判定を出す実力がある人は、できるだけ本番に近い環境で勉強するのもいいでしょう。

A判定を出していて、実際の過去問でも高得点が取れるのに本番で失敗してしまう人は、「実力不足」が落ちた原因ではなく、「本番でのミス」が落ちた原因であると考えられます。

実際、本番の入試会場は、模試や自分で問題演習するときとは雰囲気がかなり違います。その雰囲気に不慣れな状態で試験に臨むと、思わぬミスをしてしまうのです。

そのため、特に「実力不足」で落ちる心配が少ない人は、あとは「いかに本番でのミスを少なくするか」が勝負ですので、本番に近い状態に普段から慣れておくことをお勧めします。

また、本番に慣れるという意味では、滑り止めの大学を多めに受けておくのもおすすめです。

滑り止めの大学といえども、入試会場の雰囲気はつかめるはずです。いくつか滑り止めを受けておくと、本番になれることができます。

ただし、あまり連続で受験の日程が続くと疲労が溜まりますので、第一志望の入試の直前は開けておいた方が妥当でしょう。

まとめ

A判定を出していても、落ちるときはあります。

そのために、まず自分の実力が本当に十分なのか、そしてもし十分なら、本番のミスをいかにして減らすかを考えることが重要です。

この記事が、一人でも多くの受験生の役に立てば幸いです。

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